口腔外科
当院の口腔外科治療
口腔外科治療では、歯茎を切開したり顎の骨を削ったりすることがあります。そういった治療を行う時に最も重要なのは安全管理です。当院は、必要に応じてCT、マイクロスコープ、ピエゾサージェリーを使い、神経や血管を傷付けないように治療を進めていきます。また、歯茎を切開した時は、細い糸を使用して傷口が目立たないように処置します。
親知らずの抜歯
親知らずは正しく生えていれば問題ありませんが、斜めに生えてくることや、横向きのまま埋まっていることも珍しくありません。そういった場合には、痛みや腫れが出てくることもありますので、早めに抜く必要があります。一方で、今後、他の歯を失うことがあった時に親知らずを欠損部に移植できることがありますので、正しく生えている親知らずを無理に抜く必要はありません。
口内炎
口内炎には、さまざまな原因があります。体内外の菌によるもの、ビタミン不足、ストレス、入れ歯や矯正器具の接触など。一般には市販の塗り薬などで簡単に改善できますが、治りが悪い場合はがんの可能性も考えられます。気になる点は一度ご相談ください。
顎堤(がくてい)形成
入れ歯を装着するためには、厚みのあるしっかりとした歯茎が必要です。そのため、歯茎が痩せてしまっている場合は、口腔外科処置によって歯茎の位置を移動させ、入れ歯を快適に使える状態にします。これを顎堤形成と言います。
小帯切除
小帯とは、舌の裏側、そして唇と歯の間にある筋のことです。小帯が大きく、引っ張る力が強いと、発音がしにくくなる、歯と歯の隙間が広がるといった悪影響が出てきます。発音や歯の隙間が気になる方、そして3歳児検診などで指摘された方は、当院へご相談ください。
マイクロサージェリー
マイクロスコープを用いた外科手術全般のことを指します。特に根管治療の場合、マイクロスコープを使っても器具が到達しないケースが少なくありません。このような場合当院では、歯ぐきの横から穴を空けてアプローチし、完治に結びつけていきます。
顎関節症
口を開ける時に音がする、口を大きく開けることができないといった顎関節症の症状を放置しておくと、いずれ顎の骨が変形して口を開けることができなくなってしまうことがあります。顎関節症の原因のほとんどは生活習慣にあるため、当院では、食いしばり、頬杖、寝る時の姿勢など、患者様ごとの原因を調べて改善していく行動療法を取り入れています。また、顎の関節の動きを改善する開口訓練、顎の負担を減らすマウスピースの作成、噛み合わせ改善によって顎の動きを正常化させる治療も行っています。