こどもの気持ち、親の気持ち(2)
2017.06.15更新
梅雨入りしたとはいえ、今日はまた、半袖でも汗ばむ日和ですね(^▽^;)
こどもたちの靴下や園庭・校庭で遊んで帰った後の
汗びっしょりの頭の汗くささ、これもまた夏の風物詩に。。。
さて、今回も前回のブログの続きです。
子ども時代を経ないで大人になった大人はいないのですが、
大人生活もウン十年しますと、子どもの気持ち、忘れちゃうんですよね。
たとえば、5歳の子どもに
「今、歯磨きを頑張らないと、将来、歯で困るよ。」
と、言ったところで、たった五年しか生きてきていない子に、
『将来』ってつかみどころのない先の話をしても、まったくピンとこないです。
かくいう私も、小中学生の時に、ちゃんと漢字の書き順覚えないと
将来、恥ずかしいよ、大人では直らないよ、と諭されても馬耳東風。
書き順違うくらい恥ずかしくないし、そもそも困った時に考えるし。。。
と、漢字の宿題では、きへんだけズラーっと先に書いちゃって、
後からマシーンみたいにつくりを書き足して、なんてやっていました。
でも、今、こどもに自信をもって書き順を示せなくて、ドリルを確認。
どうせ宿題やるならあの時に習得しておけばよかった、と反省もします。
大人はこうして小さな反省を繰り返し、先の見通しをたてられるように
なっていくのですが、子どもは若くてまだ失敗がないのでしょうがないですよね。
でも、歯の痛みは可能なら一生子どもに味わわせたくないと考えるのも親心。
治療を嫌がる子どもに将来なんていう分かりにくい先の困りを示すのではなく、
ちょっと先、春の遠足や夏の林間学校、夏休みの帰省、秋の運動会、
楽しいクリスマス。そんな時に、歯が痛くなったり、
食べたいものが食べられなくなったりしたら大変だよね、と話すのが気持ちを
治療に前向きにしてくれると思います。
うまく子どもの気持ちに沿いながら、歯科治療や予防が
人生の中で自然に存在できるように
場を整えてあげたいですね。
私たちも分かりやすい説明や重々しくない雰囲気づくりを心がけます
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